ニキビやニキビ跡を隠すとき、わざわざ薬用コンシーラーを使わなくてもメイク用のコンシーラーで隠せばいいのでは?と思うかもしれませんが、うまく隠せないだけでなく悪化させる恐れがあります。
ニキビにピンポイントでコンシーラーを当てればうまく隠せるといえば必ずしもそうではありません。ニキビを悪化させないためにも薬用コンシーラーを使用したほうが安全です。
普通のコンシーラーでニキビが悪化する理由
なぜ薬用なら良くて普通のコンシーラーだとニキビが悪化することがあるのでしょうか?
それはコンシーラーに含まれる油分が皮膚に常在するアクネ菌の餌になるからです。アクネ菌は外的から皮膚を保護する役割があるものの、活発化させすぎるとニキビの原因になります。
ニキビを隠そうとコンシーラーを塗るとアクネ菌をさらに増殖させることに繋がるので避けるべき行為です。
薬用コンシーラーを使うメリット・デメリット
薬用コンシーラーは、増殖させる原因の油分が少ないですし、殺菌成分や抗炎症成分が入っている点で使用するメリットがあるといえます。肌に優しい成分を配合していることも多いので肌トラブルがある方はぜひ使ってみましょう。
一方、薬用コンシーラーのデメリットとして挙げられる点は、
- 濃いシミに対するカバー力がない
- 肌に合わない
- 肌の色と合わない
- 長時間付けておくには向かない
などです。
薬用コンシーラーを選ぶポイントは色!
ニキビが炎症して赤みが出ている場合には、グリーン系のコンシーラーを使うとうまく隠せる可能性が高まります。
炎症が治まってきたらイエローやベージュ系の色にし、自分の肌よりワントーン明るいコンシーラーにするとカバー力が上がります。なるべくなら油分が少ないスティックタイプにしましょう。
ニキビに効果的な薬用コンシーラーの塗り方
ニキビやニキビ跡がある肌への化粧の仕方はマスターしていますか?
塗り方を把握していないと反って目立たせることにもなってしまいます。パウダーファンデーションを使っていて、薬用コンシーラーはファンデーションの前に使いましょう。
薬用コンシーラーを塗ることで、後から油分の多いファンデーションを塗っても保護膜のような状態となってくれるのでニキビを悪化させません。リキッドファンデーションの場合にはファンデーションの後で構いません。
コンシーラーは、隠したい部分に少量ずつ丁寧に塗り込みましょう。
このとき、患部のみに塗り込むのではなく周りの肌とのバランスを取るイメージで少しずつ塗っていかないと反って目立たせることになってしまいます。